MASERATI GRANCABRIO が上野の森に
3月23日にGranCabrioのプレス発表と、カクテルパーティーが行われた。その場所がなかなか凝っていて東京国立博物館の法隆寺宝物館で行われたのだ。
昼は小雨がちらつく、とても春とは思えない寒空であったが、そこには2台のGranCabrioが並んでいた。そしてなにより驚いたのは宝物館の外壁にトライデントが張り付いているではないか(これは、MASERATI DAY用に頂こう)。後で、コーンズの渡社長に聞いたところ、「人脈だよ!」とのことだ。
さて、TV系のクルーが28秒でオープンするというトップの開閉のシーンをおさえるため、列をなしていて、なかなかゆっくり撮影ができなかった。
まずは、昨年のプレヴューの時は一切開けさせてくれなかったトランクルームの容量の確認。写真を見ていただくとわかるが、案外 健闘している。この手の車といえども、しっかりとロックできるトランクは重要だ。展示車両のカラーはなかなかよく、Grantursmo譲りの爆音エグゾーストとのミスマッチ感もMASERATIらしい。また、上品がディテイルに好意的な声が多く聞こえた。
大きく販売数量を落としている現状を考えると、このモデルにかける期待も大きいだろうが、皆さんはこのロングホイールベースと、前のスパイダー、BITURBOスパイダーのショートホイールベースのどちらが好みであろうか?この答えを考えるときに、何やら似た、なりわいを持つF社のモデルの存在の意味も考えてみるといい。
さて、夜になると一般ユーザーへのお披露目が始まる。寒いが、雨は上がり、満月と桜、そしてトライデントのコンビネーションは最高だ。アジア地区を統括するNicolai氏のスピーチとともに2台のGranCabrioがアンヴェイルされる。予想を上回る350人ほどの参加者があったということで、会場は大賑わい。この勢いでオーナーも増えるといい。
2010年4月 5日